錠前とは

錠前といえば、鍵開け業者やホームセンターなどでよく見かけますが、普段の会話の中ではあまり使う事が無いのではないでしょうか?あるいは、言葉は知っていても、それが具体的に何を指すのか正確に知らない方も多いのではないでしょうか。
実は、私達が日常持ち歩く鍵に対して、扉やドアに取り付けられていて鍵を差し込まれる側を錠と言います。そして、これら鍵と錠の両方を合わせて錠前と言うのです。しかしながら現代では、必ずしも鍵を使用しなくても扉やドアを解除する事ができるようになりました。暗証番号入力式解除方法、画面に指を触れるだけの指紋識別式解除方法、赤外線や電波を用いたリモコン型遠隔操作解除方法、声紋判別解除方法まであり、錠前という昔ながらの言葉で表すには、あてはまらなくなってきている為、普段の会話の中で使うわれる事が少なくなったのかもしれません。
ところで、錠前の歴史は大変古く、木製の物は4000年も前に作られていたそうです。例え錠前という言葉を使う機会が減ってきても、『大切なものをしまっておきたい』『自分だけの秘密を守りたい』という気持ちは、古代の人々にも現代の人々にも共通する思いだということは間違いないですね。