あれっ?鍵が回らない!そんなときにすぐできる対処法とは!?
鍵は毎日使用するものです。それにともなって摩耗も進むので、ある日いきなり「鍵が回らない!」と困ってしまうことがあるかもしれません。
無理やりに回してみたり、鍵穴を除いてみたりと四苦八苦しても改善されないと、鍵の開閉ができないのでアタフタしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、鍵が開ないからと無理やり回したりするのは厳禁です。事態が悪化する場合もあるので適切な対処法をおこなう必要があるのです。
そこで、今回は鍵が回らない事態になったときの考えられる原因をご紹介し、適切な対処法もお伝えします。
鍵のトラブルは突然起こりますので、事前に対処法を把握しておくと安心ですよ。
鍵が回らないとき考えられる原因とは?
まずは、鍵が回らない事態になる原因を見ていきましょう。
原因として考えられるもの
鍵が回らない原因と考えられるものとして3つあります。
まず1つ目は、鍵穴にホコリなどが入り込みつまってしまっていたり、内部がさびていたりすることです。
鍵穴は複雑な構造をしています。少しでもホコリなどが入り込んだり、さびてしまったりすると、シリンダーがうまくかみ合わず回らなくなるのです。
鍵をカバンの中に入れているうちに、小さなゴミやホコリが付着し、挿し込んだときに鍵穴に入り込むこともあるので保管には気をつけましょう。
また、玄関が交通量の多い道路に面していたりすると、鍵穴にホコリなどが入り込みやすいです。沿岸部に近い住宅では、金属でできた鍵穴はさびやすいので注意が必要になります。
2つ目は、長年使用しているうちに鍵がこすれることにあります。鍵は毎日使用し、そのたびに少しずつこすれているのです。そのため、鍵が摩耗することで鍵が変形し、かみ合わせが悪くなることで鍵が回らなくなるのです。
また、鍵は少しでも形や大きさが変わると、解錠に影響を及ぼします。複製をするときも、鍵屋さんの技術が乏しいと、次第にかみ合わせが悪くなることもあります。このようなかみ合わせの悪い鍵を元に、さらに複製をすれば、新しくできた鍵と鍵穴とのズレは大きくなります。鍵と鍵穴の形状が異なると、故障する可能性もあるので気をつけましょう。
そして3つ目は、鍵の使用方法の問題です。鍵穴には潤滑油が入っており、長年使用していると、少なくなり回りが悪くなることがあります。そのため、定期的にさしてあげましょう。
ただし、自転車などでよく使用する潤滑剤は、油分を多く含んでいます。余計に中でホコリなどが固まってしまうので、さらに事態を悪化させてしまいます。必ず、鍵穴専用の潤滑剤である潤滑油が販売されているので、それを使用しましょう。
また、小さなお子さんがいると鍵穴をつまようじなどでいじる場合がありますが、それも鍵が回らなくなる原因となります。むやみに鍵穴をいじるのはやめましょう。
鍵には寿命があるって知ってた?
鍵が回らない事態になる原因をご紹介しました。
上記の原因が思い当たらない場合は、鍵の寿命がきたのかもしれません。
鍵にも寿命があり、一般的に約10~15年といわれています。そのため、この寿命を超えて使用されている場合は、鍵が回らないということは寿命がきたという証です。業者に鍵を新しいものに交換してもらいましょう。
また、古い鍵は防犯にも弱いので、この際に防犯に強いものに交換するとよいでしょう。
無理に回さないで!無理やりするのは厳禁!
鍵が回らない事態になると、鍵の開閉ができなくなってしまうので無理やり回して何とかしようとしていませんか?もしかすると事態を悪化させてしまうかもしれません!
無理やり回すと鍵が折れたり、鍵穴が壊れることも…
ついつい鍵が回らないと力ずくで回してしまうものです。しかし、鍵が中で折れたり、鍵穴が壊れてしまうことがあります。
鍵が中で折れてしまうと、取り出すのが困難です。最悪の場合は、鍵シリンダーを交換する羽目になるので注意しましょう。
また、無理やりに回すと鍵穴に傷がつき、壊れてしまう可能性もあります。鍵の状態が悪化してしまえば、修理や交換の費用が発生してしまいます。くれぐれも無理やり回す行為は厳禁です。
鍵が回らないときの対処法を試してみよう!
では、鍵が回らない事態になったときの適切な対処法をご紹介します。
エアーを使う方法
ホームセンターなどで購入できるエアダスターを使用する方法です。
エアダスターはパソコン用や自転車用のとして販売されているものが使用できます。
それらを鍵穴にシュッと空気を入れることで、中にあるホコリなどを取り除くことができるでしょう。
掃除機に細いノズルをつけてホコリを吸い出す方法も効果的です。エアダスターがない場合は試してみましょう。
鍵用の潤滑油を使う方法
鍵専用の潤滑油というものも販売されています。ホームセンターなどで購入できますので、1本用意しておくと安心でしょう。鍵穴の潤滑油が足りず回りにくかったのであれば、潤滑油を足すことで鍵の回りがよくなります。
よく、油ならなんでもいいかと思い、植物油や自転車の潤滑油などを使用される方がいます。しかし、専用ではない油はベタベタしているので、鍵穴でホコリがたまりやすくなってしまいます。使用しないようにしましょう。
鉛筆の芯の粉を使う方法
気軽にできる方法である鉛筆の芯の粉を鍵にふりかけて、その状態で鍵穴に挿し込み開閉することでスムーズに回るようになる方法です。
鉛筆の中には、黒鉛がはいっているので潤滑油と同じ役割をするので改善させるでしょう。色が濃いほど黒鉛を多く含んでいるので、2Bの鉛筆などがあればよい効果を期待できます。
方法としては、鉛筆の芯をカッターで削り、その粉を鍵にまんべんなくふりかけます。鍵の凹凸部分にもしっかり塗り込むように付着させましょう。
それでも改善しないときは…
鍵が回らない事態の対処法をいくつかご紹介してきました。しかし、それらを試しても改善しないこともあります。そんなときはどうしたらいいのかをご紹介します。
業者に依頼しよう!
もし、自分での改善が難しければ、業者に依頼しましょう。状態を確認し、適切な対処法をしてくれます。
鍵の寿命がきていたら、鍵の交換も同時に依頼するとよいでしょう。鍵の業者がすすめる防犯に強い鍵なども提案も可能ですので、聞いてみることをおすすめします。
業者選びは慎重に!
しかし、業者に依頼するとなっても、どの業者に依頼したらいいのか?迷ってしまう人もいるでしょう。
そんなときは、複数の業者に見積りを依頼してみましょう。複数の業者の見積りを出してもらうことで、相場がわかります。そして、追加費用が掛からないことなどを確認することで、安心して依頼できるでしょう
鍵が回らない事態を未然に防ぐ方法とは?
突然鍵が回らない事態になってしまうとアタフタしてしまいます。そこで、そんな事態を未然に防ぐためにはどんなことをしたらいいのでしょうか。
それは、鍵のメンテナンスをしっかり日頃から行っておくことに尽きます。エアダスターや鍵専用の潤滑油を事前に用意しておき、定期的にホコリなどを掃除したり、潤滑油をさしたりしてしっかりメンテナンスをしましょう。そうすることで、鍵の寿命を延ばすことも可能です。
そして、複製などを依頼するときは、信頼できる業者に依頼しましょう。なるべく、複製した鍵を使用することは控え、緊急時などに使用するとよいです。
最近は、新築したときなどに複製しなくても済むよう複数の鍵をもらえることがあります。そのため、なるべく複製しないでもよいように使用することをおすすめします。
賃貸住宅にお住いの場合は、鍵の不具合が見られたらすぐに大家さんや管理会社に連絡して対処してもらいましょう。鍵が回らない事態が悪化すると、鍵が壊れてしまったり解錠できなくなったりすることがあるので早急な対応が求められます。
鍵の寿命が来たのであれば、交換がおすすめです。不具合が出てからでは遅いので、その前に鍵を交換しておくと安心です。10年以上使用している鍵が、防犯にも弱いのでこの際に防犯に強いものに変えるとよいでしょう。
まとめ
今回は、鍵が回らない事態になる原因とその対処法をご紹介してきました。
突然鍵が回らない事態になると、どうしたらよいのかわからずに無理やり回してしまうものです。しかし、その行為は余計に事態を悪化させてしまうので絶対にやめましょう。
エアダスターや鍵専用の潤滑油・鉛筆の芯などを使用して改善させるか試してみてください。
それでも改善されない場合は、鍵の寿命かもしれません。鍵の業者に依頼して改善してもらうことをおすすめします。